耳といえば『羊』だよね。
羊をめぐる冒険〈上〉 (講談社文庫) 村上 春樹 講談社 2004-11 by G-Tools |
ものすごく魅力的な耳を持った女の子が出てくるんだよね。
レストランで彼女が「個人的な耳」を見せてくれるシーンでは(個人的な耳?)、髪をあげて隠していた耳を出した途端に空気が変わって(キチェ・サージャリアン?[後述])とかウェイターが見とれて水をこぼしたり、すごいことになっていたなあ。
そんな今日は耳の日。
羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫) 村上 春樹 講談社 2004-11 by G-Tools |
羊も好きだけど、これの続編『ダンス・ダンス・ダンス』のほうが好きです、個人的には。主人公の友人の五反田くんがね、ハンサムでシックでチャーミングでとってもすてきな人なんですが、読み返すと本当にいつでも際限なく出口のない愚痴を言っていてかなしくなってくる。
ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫) 村上 春樹 講談社 2004-10 by G-Tools |
ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫) 村上 春樹 講談社 2004-10 by G-Tools |
エルサレム賞スピーチで初めてハルキに興味を持った人に、何をおすすめしたらいいか今ぼんやり考え中だったりします(先日訊かれた)。
ダンスダンスは大好きだけど、デビュー作から続くシリーズものの最終部だからいきなりだと登場人物とかわからない部分が多いのが難かな。これ読んで興味が出たら遡ってもらう、でもいいのかな。。
最近の短編集はどれもとても面白いと思います。
そのうちまとまったら書きますね。
→まことにどうでもいい後述はこちら。