自分がほしいものを近所で買えるようにするための草の根活動[Blog Action Day]

さて、先ほどご紹介した伝説のスピーチを教えて下さった、blog『いい感じ』のエントリ。こちらで紹介されていたエッセイ記事も大変興味深かったです。
pacoのあたふた環境生活~楽しい環境生活(環境 – nikkei BPnet.)
特にここの部分!
(以下、一部引用)
【特に企業に対するメッセージはとても有効で、いま、多くの企業が、「”環境”は消費者に受け入れられるのか」という点を模索している最中です。環境によいモノがほしい、それなら買いたい、というメッセージを企業に、そして政治に送ることは、社会の仕組みを大きく変える原動力になるのです。】
そう!これは確かに、私も日々意識してやっています。環境のためというよりは、例えば布ナプキンなど自分が欲しくてかつマイナな商品を、お店であえて店員さんに訊ねるのです(実践した話も書きました)。


自力で探し出さないで、「すいません、布ナプキンって置いてますか?」と聞く。それによって店員さんに、「あ、あの商品をわざわざ探しにきている人がいる」という印象を持ってもらえます。
大事なのはここからです。たとえそのお店で取り扱っていなかったとしても、「え、そんなものがあるの?」と気づいたり、「そういうもののことを聞きに来たお客さんがいた」というフラグが彼/彼女の頭にぴこっと立つ。
種をまいたらあとはじっと待つだけ。
その後その店員さんがどこかでその商品のことを、たとえば雑誌の中、買い物に立ち寄った別の店舗、友人の話、など仕事中でないプライベートな時間で目にした時でも、「あ、これあのお客さんがいってたやつじゃないか?」と、フラグがもう一本増える。
おそらくたった2本のフラグでも、その人の中に「へえ、これってけっこう有名なのかな、いいものなのかな」という興味が芽生えると思うのです。自分の経験上も、2人から連続して聞いたら「流行ってる」と思っちゃうとこありません?w
そんな錯覚を利用して!姑息にもわたくしは自分が好きなマイナな商品のさりげない啓蒙活動に励んでいるわけです(ヒマ人?)。
時には自分で隅々まで探して絶対ナイってわかってても「すいません、○○って置いてませんか?」と聞いたりします。ありませんって言われたらちゃんとがっかりしてる様も見せる。さらに「系列店で取り扱っているところはありませんか?」と食い下がることもあります。ほうら機会損失だよ~他の店舗で買っちゃうよ。
こういうのって、自分も物販に関わっていたから思うのですがほんとにかなり有効です。店員さんって人間でしょう?コンピュータが相手ならこんな方法絶対効かない。一日のうちの来店客数や、一週間の問い合わせ件数と、たった1件の「これありませんか?」。そんなの物の数にも入らない。売り上げに計上されてもいないんだもの。
でも店員さんが人間の場合は、月曜日にたった一件あった布ナプの問い合わせと、木曜日にたまたま通販雑誌で見かけた布ナプキンという商品の情報が結びつくんです。
そしたらひょっとしたら、この人が店員さんならふと雑談の時にでも、「そういえばこないだ問い合わせがあった布ナプキンって、けっこう流行ってるみたいですよ」って店長さんに話してくれるかもしれない。そうすると店長さんの中にも「へえそんなのあるんだ」、あるいは「あーそれ聞いたことある」というフラグが立って、「これ仕入れてみようかな」と思ってくれるかもしれない!
そしたらそれが他のお客さんの目にも触れて、売れて、他のお店も取り扱ってくれるようになるかもしれない!もう探し回らなくても、うちの近所で簡単に買えるかも!?(*゚∀゚*)
という妄想に近い(そのもの?)遠大なる計画がデスね。黒い野望がデスね。あるんですよ私には。なのでマイナな商品のことはなるべく店員さんに訊く!という草の根活動を地道に続けています。
でも実際、布ナプキンってこうやって増えていったんだと思います。私が使い始めた2年くらい前には、ネットショップですらこんなにたくさんはなかった。ましてやamazonで取り扱い、とうとう東急ハンズでも手に取って買えるようになるなんて!本当に驚きです。


amazon「ヘルス&ビューティー」より。

また、ちょっと余談的になりますがこれっていろんなところに応用が利きます。たぶん皆さんも無意識にやっているはずです。例えば接客が悪かったレストランにはもう行きたくない。鮮度が今イチだった食品店ではあんまり買いたくない。ここで、「でも近所で便利だから、今イチだけどついそのお店に行ってしまう」とかやっていてはダメなんです。いち消費者として毅然とした態度でもって!
「もう行かない」!(゚Д゚)。
や、ちょー弱いけど。消極的ですけど。クレームつけるとか本社に手紙出すとかね、そんなアグレッシブなことは効果があるない以前に自分がしんどいじゃないですか。。
だから消費者としてできる、消極的だけどかなり攻撃力の高い技だと思う、「いやなお店にお金は落とさない」、という手段に出るのです。
と、一見どこが環境だよ的なことをたくさん書いてきましたが、これってやはり環境問題にも通じるものがあるなあ、と元のpacoさんの記事を読んでいて思いました。やはり無自覚でいてはいけないのだ。消費者として、商品をきちんと選ばないといけない。そしてその声をちゃんと届けないと、しかるべきところに。
ちょっと長くなるので、また別に分けますね。
環境に良くない洗剤を、どうやって捨てたらいいのか途方に暮れるに続く。
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