朝ドラ『ばけばけ』見ています〜。スバラシ。ばけばけスバラシ。
中でもぼたぼた泣けたのが今週の、”子捨ての話”という怪談をトキが語る回でした。
ドラマの舞台となっている明治初期よりももっと昔、貧しい夫婦が産まれる子供を間引いていく悲しい話ですが、何回目かでようやく生活にゆとりが出てきて間引かず育てることに。そうしたある月夜の晩、父親が赤子を背負って庭に出ると、まだ口を聞くはずもない背中の子供が「お父っつぁん、お父っつぁんが最後に私をお捨てになったのも、こんな晩でしたね」と。
これは!
漱石の『夢十夜』!
そして私にとっては吉野朔実の『いたいけな瞳』の一編『月の桂』!です!
そんなわけでぼたぼた泣く少し前の、知的好奇心がへえ!と満たされたお話から。久々[私的トリビア]です。 “『ばけばけ』の怪談 “子捨ての話” 小泉八雲と夏目漱石と吉野朔実 [私的トリビア]” の続きを読む

