マジか!!
今久々にアニメ消化してたら(録りだめていたアニメをどんどん見る、という意味です)CMでREMEDIOSの『Forever Friends』流れてきて釘付け、アニメ消化を中断してこれを書いています。
公式サイトと予告編はこちら。
■映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
これは俄然期待!
あんな完璧な作品をいまさら焼き直さなくても、と最初は反射的に思いましたが、主題歌をREMEDIOSの『Forever Friends』にしてくれるとは!もうそこだけでオリジナルを大切にしようとしてくれていることがわかる。別の人が歌い直してるようですがほとんど変わらない雰囲気だし。
予告編を見ても、わりとそのまんまっぽいし。設定が小学生だったのを中学生にしている、のかな?まあそれもきっと上手に作ってくれるだろう(偉そう)。
(ちょっと追記)
友人が「小学生だから!小学生だけど!小学生なのに!……っていうのが良かったのに」と書いてて、確かにその通りなんだよね!とも思った。小学生だっていうところが物語の魅力のかなりのポイントだった。でもあれかな、もう20年前とは時代が色々違うので、小学生主人公のままでああいう恋愛っぽいストーリーをアニメ映画化してしまった場合の社会的影響とかを考慮してだったりするのかな。真似する子が出るとか、真似する子が出たらどうする!というお叱りを受けるとか。わからんけど。
(追記以上)
何よりシャフトで新房監督ですから、現時点でのアニメ化において理想的なスタッフと言えます(偉そう)。他の誰かが適当にやっつけてひどいことになる可能性だってあったのです『寄生獣』のように!『寄生獣』のように!!(安定のしつこさ)。
そうはならない安心感があります。
何しろオリジナルがよく考えると20年以上前ですからね。こういう形でまた広く世に知られるのは嬉しいことだ。みんな感激しちゃうといいよ。興奮しちゃうと。
でも興奮したのは、たぶんあれがTVで突然お茶の間に流れたからというのもあったろうな。
『if もしも』というタモリさん司会の『世にも奇妙な物語』っぽい番組で、「結末がふたつあるドラマ」というキャッチフレーズだったと思う。主人公が岐路に立たされてどちらか片方を選択し、その後こんなはずじゃなかったと後悔するような展開になった時に、時を遡って選択をやり直すことができる、そうするとどうなるか…、というドラマだったのです。必ずしも主人公の想定通りものごとが良い方へ転じるとも限らない。その辺が『世にも奇妙な』的な怖さもあったり、なかなか面白い企画でした。
毎週そういうドラマが何本かオムニバスであり、『打ち上げ花火』はその中の一作だったのです。あの衝撃はすごかった。普通のドラマやCMのあと、突然8mmフィルムのようなざらついた映像が繊細な音楽とともに流れ出してみるみる引き込まれ、そして夏と淡い恋と、子供と大人の狭間のやるせなさが凝縮した、切ない物語。
ああこれ、高校の時私が「昨日の『if』みた!?すごかったよ!」と興奮して友達にしゃべりまくったとブログに書いたら実は隣の教室でまったく同じことしてたとコメントくれた友人と見に行きたいなあ。いまやお互い子を持つ母。幼稚園の送り迎えの紫外線対策についてSNSにこぼしたら「男児産んだ時点で詰んでるから!」と絶望的なアドバイスをくれた男児母としての先輩でもある彼女と。
それからもう一人、私にたくさんの岩井俊二作品を見せてくれて、結婚式の一番良いとこのBGMに『Forever Friends』を流して私を泣かせた友人とは距離があるので一緒には難しいけど、おすすめよ?と伝えておきました。シャフトはいい仕事してくれるからね(偉そう)。
お、小説が。