前に載せた岡田斗司夫さんによるドラマ『アオイホノオ』の解説だまされるな!「アオイホノオ」11のひみつをやっと1話から読んでみたら面白すぎて止まらなくなったので、これ印刷してとっておこうかなと思ったのですが、調べてみたらBlu-ray DVDにも収録されていると。しかも増補版。
■Blu-ray/DVD|ドラマ24「アオイホノオ」:テレビ東京
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岡田斗司夫が語る「アオイホノオ」のひみつ 全11話
番組HPで公開していた「だまされるな!アオイホノオ 11のひみつ」の増補版!
まだまだ「アオイホノオ」には裏話があった!ブックレットだけで明かされる“ひみつ”とは!?
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おう楽しみ。キリがないのでできるだけ買わないようにしている円盤ですがこれは買いだなーともともと思っていたのでちょうどよい。
さて岡田斗司夫さんの解説、大変面白く拝読したのですがこれだけは。これだけは間違っててよと言いたい。それは原秀則。
第八話の解説で、
■ドラマ24「アオイホノオ」:テレビ東京
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「原秀則はマイナスがないけど、内容もない!」
これはモユルの思い違い。ラブコメは「心のすれ違い」を描くんだけど、「心」は絵として描けない。だから「噛み合わないセリフ」「言えない独り言」などのテキストや、情景描写や遠景などを重ねるモンタージュ的手法でマンガを描くしか無い。
しかしヒーローものばかり描いていたモユルには、「世界征服」「挑戦状」「甲子園」などの“事件”が起こらないマンガを「内容がない」ように思えてしまうのだ。
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いやいやいや、こればかりはホノオくんが正しいと思います。だって岡田さんのこの言い方だと、「原秀則は心の描写をしっかり描いているけどモユルにそれを読み解く素養がない」ってことになってますやんか。いやいや、原秀則、心描けてないですやん。内容ないですやん。おそろしいほどにないですやん。私の友人からも「アオイホノオで原秀則は内容がない!って言われてたのを見てやっぱりそうだったんだと納得した」とわざわざメールが来たほどですよ(説得力を増すのかどうなのか)。でもきっと仲良いんだろうな島本先生と原秀則、でないとここまで描かないよねきっと、という話で落ち着きました。友人と。
アオイホノオ最新刊。3ヶ月くらい待てばKindle版にもなるはずです。うちは紙の本買いました、帯が面白いし。
おやKindle版になってるんだ。
20代前半の頃に読んで、場当たりすぎてまったくまとまりのない展開にびっくりしたものです。若者の迷いや葛藤が描かれていると評判だったようですが、作者の迷いがそのまんま出て迷走してただけなんじゃないのかな。編集さんは何をやってたのかなあ。人気作家の週刊連載だし、アンケート結果とかに振り回されてああいうかんじになったのだろうか。とかいう余計なことばかり考えてストーリーにあれこれ思うとか登場人物に感情移入どころの騒ぎではなく(女の子たちの描き方も雑すぎてなあ)、「すんごい名作なんだよ!あひるちゃんマンガ好きならぜひ読んでよ!」とクラスの男子がキラキラした目で貸してくれたのになんて言ったらいいか途方に暮れて返すのが遅れたことを20年も前の話なのによく覚えています。結局確か共通の友人づてに返してもらったんだったと思う。共通の友人というのがここで「やっぱりそうだったんだ」とメールをくれた友人ですよ、あらそういえば。懐かしいなー。20年前とやってることあんまり変わらないな。