昨年2011年に、Ustream中継で観て素晴らしかった長岡まつり大花火大会、今年は2日間に渡り、都内2カ所で行われた生中継に行ってきました。すごく楽しかった!やっぱり打ち上げ花火は大勢で歓声を上げながら観るものだなあと実感。
8/2は表参道新潟館ネスパス、8/3は神田のパンダスタジオで。
表参道新潟館は、19:00ちょっと前に着いたらすでに席はわりと埋まりがちでしたが、一応座れました(18:30頃には、前のほうの良い席はあらかた埋まっていたとか)。その後どんどんお客さんが増えて立ち見の人も多く、最終的な来場者数は150人だったとか!
新潟地ビールECHIGOの生ビールや、新潟のみそ付ききゅうりにおにぎり枝豆などなど新潟の土地のものが販売され、その他にもサービスで笹団子やアイスが振る舞われ、アットホームで和気あいあいとした花火中継でした。
1枚のスクリーンと一台のプロジェクタによる上映で、途中一瞬中継が途切れて青い画面になってしまったりもしましたが(そしてプルルル、プルルルと鳴り響くコール音…なんとダイヤル回線!!)、復活して花火が大写しになった時には会場大喝采。
音声は、現地会場の場内放送(「打ち上げ開始でございます!」のかけ声や、花火のプログラムを読み上げたり)と、FMながおかの名解説。
詳しくはこちらに。
■icoro : 長岡花火の時にFMながおかで流れるアナウンス・解説って誰がやってるの?というわけでまとめてみた
あの解説を楽しみにしていたので、大勢で堪能できて大満足でした。場所柄新潟ゆかりの方が多かったのか、皆さんもわりと集中して解説に耳を傾けながら花火を楽しんでいる雰囲気でした。解説のひとことに場が湧いたりとかして。
ピカチュウ型のポケモン花火が打上った時には、会場内ほとんど大人だったのに皆さんなぜか(?)大ウケで、赤白半々の尺玉を見て私の後ろにいた方が「あれほら、モンスターボールだよ!」と言っていたのでふーんそういうものなのかと私にも何となくわかったのですが、解説のお二方もよく知らないらしく「あれはー、ポケモンをご存知の方には何だかわかるんでしょうね」「そうですねえ」と淡々としたやりとりに会場大ウケ。冷静すぎる。
これがあまりに楽しかったので、翌日のパンダスタジオにも行くことにしたのでした。
パンダスタジオでは、バイキングと飲み放題で2500円、浴衣の人は浴衣割引で1000円(安!!)、という会費制。缶ビールで各種銘柄が揃っていたり、かき氷があったりグリルソーセージがあったりと、お祭りの屋台のような賑やかな雰囲気でした。
18:30頃着きましたが、人はまだまばらで座席を確保できました。最終的にはやはり立ち見の人も多かったです。会場広さは、新潟ネスパスの3倍くらいでしょうか。
スクリーンは4面の横長大画面。ここにかなり期待してしまったのですが、現地のカメラは1台(一社につき三脚一台と決められているそうです)なので、4面フルに使って広大なフェニックスの全容を映し出すことができるわけではなく、一台のカメラで撮った映像の中央部分を引き延ばす形になっちゃうんですね。結果、地上と上空がかなり見切れてフェニックスの真ん中らへんだけがドアップだったので、地上からの打ち上げ高さや幅2kmに渡るスケール感が伝わらず。規模が大きすぎるから仕方ないんでしょうね。4面をつなげずに、スクリーン1枚ごとに同じ画が4枚並ぶ映し方の時が一番綺麗に見えました。
それから音声は、FMながおか解説無しの、花火の音のみでした。スタッフさんに訊いたところ、花火の打ち上げ音を楽しんでもらうために、あえてラジオ音声や場内放送は入れずにカメラじか録りの音だけをなるべく大きく流すことにしたそうです。確かに新潟館に比べて会場も広く人も多かったので、ラジオの音声はよく聞き取れなかったかも。打ち上げ音の大きさは迫力と臨場感がありました。
新潟館もパンダスタジオも、スタッフさんが皆親切で一所懸命で、採算度外視でお客さんに楽しんでもらおうというもてなしの気持ちがすごく伝わってくる、楽しいイベントでした。どちらの会場でも、大きな花火が打ち上がる度にみんなで歓声を上げて拍手をして。これぞ打ち上げ花火ですね。そういう花火大会の臨場感と一体感はそのままに、自由に飲み食いできるしトイレがすぐ近くにあっていつでも行ける!という快適さもクセになりそうでした。スタッフの皆さんありがとうございました!来年もぜひ行きたいです。
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以下、関連リンクと当日の写真。
表参道新潟館ネスパス。
■8/2(木)「長岡まつり大花火大会」パブリックビューイング@ネスパス 開催! – 原宿表参道オフィシャルナビ(※2012年当時の案内ページです)
振る舞いアイス、もも太郎。くりおねさん曰く新潟のソウルアイス!だそうです。夏休み、プールの帰りにみんなで食べるという。いいですね~、夏ですね。
パンダスタジオ。
機材について詳しく。
■8/3 18:30から「長岡まつり 大花火大会」パブリックビューイングを実施します。 | 千代田区秋葉原のUstreamレンタルスタジオ【PANDA STUDIO パンダスタジオ】
当日の様子。
■長岡花火大会のパブリックビューイングの様子(写真集を公開) | 千代田区秋葉原のUstreamレンタルスタジオ【PANDA STUDIO パンダスタジオ】
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おまけ。
実現可能かどうかは置いといて、理想の花火中継。
・4社で連携してカメラを4台並べる(景色が重ならないように)
・それを4面スクリーンで映して超ワイドビュー!
・機材だけでも数百万かかるらしい(オット談)ので、どなたか企業さんがスポンサーに!(丸投げ)
・で、生中継にすると通信回線の太さ的に画質に限界が出てしまうから、当日じゃなくて週末とかに上映会!(長岡花火は平日になることが多いからちょうど良いのでは?)
これで超高精細かつ超ワイド画面フェニックスの実現だー!
あそうだ。
・FMながおかの解説も場内放送ももちろん流しつつ、打ち上げ音はドルビーサラウンド7.1chで腹に響く重低音。
わがまま放題な上に根本的に専門知識が欠けた状態の聞きかじりで書いてます。すいません。
そうそう、FM長岡といえば表参道で観た一日目、フェニックスの後の「匠の花火」コーナーで、技術的に難しい花火が打ち上がったらしくそれまで天地人とフェニックスですら淡々としていたアナウンサーさんが「キターーー!!」と高揚していて場内爆笑でした。
あと、「これはライラライですね」「そうですねライラライですね」と解説のお二人だけが納得しあっている場面もあってナニソレ??と謎だったのですが、くりおねさんのトゥイッター問いかけに「ライラライは段雷(ダンライ)、万雷(バンライ)などの昼ものの種類です。閃光と音系の花火です。」とのお返事が。なるほど!
追記。
現地でがんばってくださっていた、Ust中継藩の中の人Facebook。
■長岡まつり大花火大会USTREAM中継 | Facebook
当blogにもリンクを貼ってくださいました。素晴らしい花火を本当にありがとうございました!ネットの普及でいくら技術的に可能になったとはいえ、たくさんの時間と労力をかけて準備やセッティングをしてくださる人がいてこそ、こうして距離を超えて同じ花火を楽しむことができたのですから本当に有り難いです。
はじめまして。Ustream中継チームの担当:蝉といいます。
ブログ拝見させていただきました。パブリックビューイング会場の臨場感が伝わる素敵な記事ですので、花火中継のfacebookページで紹介させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
ダメならばかまいません。
> FM三尺玉(担当:蝉)さん
はじめまして。紹介して下さるとのこと、どうぞ何も問題ありません。むしろ光栄です。わざわざご確認下さってありがとうございます。
現地でのUstream中継を担当されていたのですよね、本当にありがとうございました!おかげさまで、2日間とも東京にいながらにして素晴らしい長岡の花火を体験することができました。昨年も、震災の様々な余波によって色々とかき乱されていた気持ちを、この長岡の花火にずいぶんと勇気づけてもらえたなあ、と今年の花火を観ながら思い出していました。
来年も楽しみにしていますが、直接見に行きたいな、とも思っています。
長岡まつり2015 大花火大会、まもなく打ち上げ開始でございます
くりおねさんの記事で気づきました、今日は長岡花火じゃないですか!まもなく打ち上げ開始でございます!
■今年は正三尺玉三連発!「長岡まつり大花火大会2015」はYahoo!、ニコ生で …