聖司「俺、南アに留学してブブゼラ職人になるんだ」(耳をすませば)

耳をすませば [DVD]耳をすませば [DVD]
販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日:2002-05-24
おすすめ度:5.0
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録画しておいた耳すま見てたら実況まとめでそんな発言を見かけたとオットが言うので気が散ってしょうがありませんでした。
聖司くんがバイオリン職人じゃなくてブブゼラ職人だったら、雫ちゃんと歌ってる間に戻ってきて合奏に加わるおじいさんたちも全員ブブゼラww
うるさくて歌聞こえなさすぎる。
そもそもバロン見てていいよ、って聖司くんが地下に降りた瞬間からうるさくてバロン見ていられなすぎる。
地下牢でブブセラ作ってる少年の絵って。うるさいから?
ブブゼラすごい存在感だないろんな意味で。


ブブゼラはともかくです。
相変わらず皆さん(当ブログで言う皆さんとは2ちゃんの皆さんのことです)鬱になりまくりです。
(耳すまと鬱がつながらない方は過去記事のこちらをご参考までに。
August 26, 2006:裏『時かけ』
売りスレまとめR 売りスレ民による金曜ロードショー「耳をすませば」実況・・・というか発狂
今日の耳すま実況 まとめ – ψ(プサイ)の興味関心空間
私が耳すま見てていっつも思うことといえば、主人公・雫のお友達の赤毛のアン似ちゃん。
彼女のフリーダムっぷりがすごいです。
失恋して泣き腫らしちゃったからって学校休む。ハァン!?にゃあにを甘えたこと言ってんだコルァ(〆゜Д゚)!?とこのシーンのたびに毎回悪態ついてきましたが(ガラが悪いですよ)。
今回初めて気づいた新事実。
試験なの!?試験なのにそんな理由で学校休めるの!?親なんも言わないの!?
そして塾か部活かサボってるのに雫つれてまっすぐうちに帰っても親何にも言わないし。ちょっとあんた何こんな時間に帰ってきてんの待ちなさい!って言わないの!?
親御さんはちょっと彼女を甘やかしすぎじゃないかと思います(真顔)。
子供側も悪さならせめてバレないようにやってほしい。
大人はな!翌日も仕事があるから好き放題泣くこともできないんだぞ!?
目を腫らすわけいかんのですよ。安野モヨコも伊藤理佐も小池田マヤも書いている、働く女はマスカラ死守。私が読んでいない他の女性作家さんもきっと絶対書いている、働く女の涙対策の涙ぐましさといったらきっと涙無しには読めないですよ?
雫のお友だち!そんなことじゃ男は落とせても女の単位も一緒に落とすぞ!
ほんともっと厳しく育てないとダメだと思います。ぶつぶつ。
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心の狭い私の感想もともかく。
今回は、オットくんの知人のひとの興味深い視点を教えてもらえて面白かったです。
よく見ると、セル画の影が見えるんです。
透明なセルに人物など動く物を描いて、背景絵の上に重ねてカメラで撮影しているわけですから、人物の周囲にうっすら影ができてるんですよ。演出じゃない物理的な、セルに塗られたインクが背景絵に落とす影、なんじゃないかと。お、面白い!
予告編を見たところ、トトロにも同じ影がありました。今度の放映でも注意して見てみよう。
そういう影が見えてしまうって技術的には良くないことなんだろうけど、それでも不自然に浮いて見えないどころか背景に馴染んで違和感なく見えて、むしろ自然な奥行きを感じさせるところが、色のバランスなどいろんなことが計算し尽くされている結果なんだろうな、と思ったり。
確かに最近のCGでぺたっと色が乗せられているアニメは味気ないというかキレイすぎるのかもね、なんて話をオットくんとしながら観てました。
背景美術の細やかさとか、監督の繊細な演出にずいぶんと感じ入っておられたオット知人さんの目線のおかげで、先述のようなくだらないことを考えるだけでなく、技術面からも作品を眺めることができて楽しかったです。
以下、見ながら渡り歩いたリンクメモ。
近藤喜文 – Wikipedia
耳すまの監督さん。98年に亡くなってしまわれて、ジブリは事実上後継者を失ってしまったとのこと。
トトロと火垂るの墓では、駿と高畑さんが近藤さん争奪戦を繰り広げたとか。
リトル・ニモ – Wikipedia
近藤さんがパイロット版を作ったという、日米合作アニメ。元のコミック絵は見たことがありましたが、こんな大がかりなアニメ化計画があったとは知らなかった。
いろいろモメモメで結局日本での興行成績は散々だったようですが、DVDには特典としてパイロットフィルム2種、近藤喜文・友永和秀版と、出崎統・杉野昭夫版が収録されているのだそうです。これってすごいのでは。
耳をすませば – Wikipedia
原作はだいぶ昔に読みましたが、正直普通の少女マンガという感じで、映画に比べてしまうとだいぶ荒削りでまとまりが薄かった印象です。打ち切りだったらしいですが、そのせいというよりそうだろうなというか。
大ヒット作『星の瞳…』の直後だったから、期待とか重圧とか色々あったんだろうな。
ジブリはどうやってあれに出会って、どうして映画化しようと思ったのかなあ。
そういう普通の、だけど少女漫画的に少女たちの心をときめかせる要素がいろいろと詰め込まれている作品(漫画家や小説家になりたいという将来の夢や、素敵な男の子との出会いや両思い、など)を原作者がコツコツと描いて、それを業界の先端を走る職人さんたちが見出して、ストーリーや登場人物を整理し、生活感や現実味を加え、いろんなものを足し引きして磨きをかけ、ひとつのまとまった映画に引き上げる、って、なんだか耳すまのストーリーそのものみたいですね。
関連あひる。
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“聖司「俺、南アに留学してブブゼラ職人になるんだ」(耳をすませば)” への5件の返信

  1. 近藤さんがご存命なら今のジブリの迷走はなかったでしょうね。
    そして神山監督や細田監督のよき先達になっていたのでは、と常々思います。
    「アリエッティ」の米林監督が近藤さんを越えられるか、細田監督に迫れるか、注目です。

  2. ジブリ、迷走してるんでしょうかね。耳すまをきっかけに改めて確認したら、宮崎駿が監督したものが思った以上に少なくてちょっとびっくりしました。でも監督が別の人だから面白くないとか、やはり駿監督のは良いと思えるわけでもなく。。
    「アリエッティ」どうなんでしょうね。ジブリを劇場に見に行かなくなって久しいです。

  3. となりのトトロ「少女は2匹の不思議な生き物を執念深く追う」【追記あり】

    なんてひどいことを!w
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  4. シータの女子力高すぎ [ラピュタ]

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    お互い長年何度も観てきましたが、改めて気づかされたことがありまして。
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