『バイオハザード7』をPSVRでちょっとだけやってみたよ。酔うし超怖いけど未来感ハンパなくてワクワクしたよ(ネタバレなし)


PlayStation VR PlayStation Camera同梱版
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
2016-10-13



(転売屋がすごい値段をつけていますが、「※本商品のメーカー希望小売価格は53,978円(税込)です。」と注意書きがあります)
うちに当たり前のようにPSVRがあるので知らなかったのですが、いま新作バイオハザード7をやってる人の中でVR使ってる人って1割くらいしかいないとオットから聞いてびっくりしました。品薄なんですってね、PSVR。
せっかくあるのなら、使いたいけど使えない人たちに申し訳ない気がして怖いし酔うけどやってみました、体験版と本編の冒頭。せっかくだからこれも付けとけ、良いモノだぞ、とヘッドフォンをオットからつけられつつ。
久しぶりですがいつものように、VRとかゲームとかに詳しいオットくんに連れられてど素人のあひるちゃんがぴよぴよおずおずとやってみる、レビューになってないゲーム感想です。
いやはや酔うわ怖いわ、なんで金払ってこんな嫌な思いしてんだ。没入感ハンパない。すごい時代になったものですね。
まずはネタバレなしで感想を書きます。


初代の頃の『バイオ』とか『零(ゼロ)』などのホラーゲームをやっている時に生じがちな、トイレに立つのも嫌なあの感じ。コントローラーを置いてトイレに向かって歩く廊下や、トイレから戻ってくる台所の暗がりなんかが怖い!っていうあの感覚が、ヘッドマウントディスプレイだと百万倍増し増しに。もうだって、そこにいる感。ログイン感ハンパない。『マトリックス』でいうとトリニティーの「I’m in」感。
普通に建物の中に自分がぽつねんと立っていて、天井があって壁があって扉があって、扉の向こうに家具があってさらに廊下が続いてて、奥行きがあって、もう本当に、普通に廃屋に迷い込んだ感。ギシギシきしむ自分の足音が足元から響いてきてギョッとする。すごいです。もうやだ。
すごく興味深かったのですがものの15分くらいでしょうか、酔いが回ってきた。3D酔い。口内にすっぱい唾が分泌されはじめて完全に身体が吐く準備を始めてしまい、怖いのもあったのでオットくんにバトンタッチしました。そして隣でオットが続きをやってくれたけど、ヘッドマウントディスプレイが放つ青い光が眩しいです皆さん。一人でやってるときっと気づかない点。
そして、オットの横で2Dの画面を見ているだけだと怖さ激減。今までのゲームはみんなこうだったはずなのに、十分面白かったはずなのにもう3Dでないと全然没入できない。こんなんじゃ全然伝わってこない。これはVRモードでやるべきゲームだな、と思いました。超怖いしめっちゃ酔うけど。翌日オットくんが進めてくれた続きからヘッドマウントディスプレイつけてチャレンジしてみてやっぱりおえっとなって早々に諦めましたけど。
交代した時にはオットくん、人の視点でぐりぐり画面が動くと横で見てるだけでも酔いやすいから、と、横で見ている私のためにあえてなるべく頭を動かさないように(視点を揺らさないように)プレイしてくれていたそうです。何そのプロ3Dプレイヤーの優しさ。すごいし。
OT「まあオットくんくらいになるとそういうこともできるけど( ´_ゝ`)」
やだかっこいい。なんか目が寄って見えるし。VRのやり過ぎか。
そんなオットくんによると、今回のバイオ7はかなり酔いにくいように工夫されているので、これで酔うようだと今後他のゲームも厳しいかもねえ…とのことでした。oh…。今後もっと技術が進歩して、より酔わないようになっていってほしいけど…
オットくんによると、三半規管が強いとか弱いとか体質的な向き不向きもあるから、あんまり無理してやらない方がいい、と。うーん確かにそうかも…。車酔いと一緒で、「酔う」という経験を積んでしまうと3Dゴーグルつけるだけで気分悪くなってきたりみたいな、刷り込みが起こってしまうこともあるんですって。あるだろうな~、そもそも脳を勘違いさせて立体感を味合わせてるだけだったり、視界が動くのに身体が動いていないことで認識のズレが生じて気持ち悪くなるんだから、気分が悪い方が正しい反応なんだし。いっそOcclus Rift とあの歩行器みたいにガンガン身体も動かすと酔わないのか!?(そうでもないらしいけど)
しかし酔うのを覚悟しても、これはちょっとくらいは3Dでやってみて良かったな、とも思いました。
2Dで普通に画面を見ながらだとなんてことのない謎解きや探し物も、3Dで没入してるといちいちめっさ怖くて超おそるおそるで時間かかりますけど、射撃はやりやすい!結局虫しか撃ってないけど。
まだクリアまで行ってないんですけど、時々館の中でおばあちゃんが移動してるのが笑えます。最初食卓にいたはずの揺り椅子のおばあちゃんが、日々移動しているのです。ある時いきなり廊下にいたり。セーフルームを出たらいたり。おばあちゃんおばあちゃん、こんなところで寝てたら風邪引くよ?もちろん最初はギクリとしましたし、いつかこのおばあちゃんも襲いかかってくるのかなーと思うととってもいやですけどね?
そんな嫌な思いをするために一生懸命。ゲーム制作チームの皆さんも、怖い思いを全力で楽しんでもらえるように絶妙のバランス配分を考えて試行錯誤を重ねてくださって。なんなんだこれ。本当にすごい時代になったものです。
2Pプレイとかそのうちできるようになるんでしょうかね?グラフィックもまだまだ粗いし、操作性とか色々これから改善されていくんだろうな、という点も多く、この方向にきっと進化していくんだろうなあ、と思うと、私みたいなど素人でも可能性を感じてワクワクするものがありました。PSVRで『ICO』やりたい!あの静謐な空間に身を置きたい。『ワンダ』はめっちゃ酔いそう!
あとオットとつい顔を見合わせてしまったのは、『メタルギアソリッド』シリーズなんてまさにうってつけだけど、出ないんだろうね……(´・ω・`)(・ω・`)と。ヘッドマウントディスプレイで隠れながら進んだり、ジャングルの中でカエルつかまえて食べたりしてみたかったなあ。
ストーリーに関してもちらっと。
まだ途中なので結末はわからないのですが、なぜか子供の頃にTVの洋画劇場で見たっきりの『13日の金曜日』を思い出しました。それもシリーズ何作目かの、ジェイソンくんの隠れ家(生家?)に迷い込んでお母さんのミイラ?とか発見してひいいい!となってるところへジェイソンくん帰ってきちゃったから慌ててお母さんのどろっどろのセーターとか着てみてお母さんのふりしてやり過ごそうとしたりしていたエピソードを。その後どうなったのか忘れた。
どうしてかな?あのどろっどろに汚れまくった家の中が何となく似ている気がしたのか、今回の『バイオ7』が執拗に「家族」「家族」と言ってるからかな。
嫌な感じですよねこれまた。「家族」というものがこんなふうに扱われる時代か~、と、毒親とか毒家族なんていうものに余計な思いを馳せてしまったりもして。
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関連リンク。
公式サイト。音注意。ちょっと怖いムービー始まります。
CAPCOM:バイオハザード7 レジデント イービル 公式サイト
ツイッターなどのみんなの意見まとめ。
バイオハザード7体験版VRモード感想まとめ : PSVR速報
ライターさんの記事。
本物の恐怖はVRで『バイオハザード7』全編VRレビュー | Mogura VR – 国内外のVR最新情報
VR設定の微調整。
PSVR完全対応「バイオハザード7」で最もVR酔いしやすい超ハード設定を試してみた:週刊VR情報局 – Engadget 日本版
お化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんと、『バイオハザード7 レジテント イービル』ディレクターの中西晃史さんへのインタビュー。
PS VRでプレイする『バイオハザード7』の怖さ&楽しさの秘密を恐怖空間のプロが徹底解剖! 人は予感が恐ろしいのだ。|ギズモード・ジャパン
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関連あひる
子供が使うとかなりの短時間でも深刻な斜視になる可能性があり、外科手術が必要になるケースもあるそうです。くれぐれもご注意。
October 17, 2016 PSVR等のVRデバイスを子供に使わせてはいけない理由
もともと数年前からヘッドマウントディスプレイが普通にゴロゴロしているわがやでした。
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