先日のお花見でオット弟ヨメちゃんに「お財布ちっさ！」と感激されたので、嬉しくてつい詳しくしたためています。
ここ1～2年ほどでしょうか、お財布を小さくしたいなあと思いながらもなかなか良いのが見つからず、ちまちま探していて小さい財布にすっかり詳しくなりましたが、昨年ようやくこれだ！というものを見つけました。
READY OR ORDERというお店の革財布。
サイズは10×8×2cm。小さい財布は通常３つ折りのものが多いですが、これは珍しく２つ折りです。
内側の渋いピンクがかわいい！レトロなミシンの刻印もすてきです。全体的にすごくしっかりした作り。
お札は二つ折りにして入れます。手間かなとも思ったけれど、実際使ってみると意外にそうでもない。もともと二つ折りのくせのついたお札多いですし。
小銭入れも、多い時にもわりと入ってくれるし、少ない時はぴたっと薄く収まってくれるのが良い。なかなかないのです、こういうの。
職人店長さんが聞かせてくださった、ちょっと夜飲みに行ったりする時にぽんとポケットに入れて出かけられるように小さめに作った、ゆえに愛称 “yoasobi（夜遊び）”、という誕生秘話（？）もツボでした。
昨年11月頃に銀座松屋の革小物特設コーナーで見つけたのですが、ちょうど今日からまた出店するようです。
■松屋銀座受注会決定！★NEW Model 受注会あります！★ 4月11日(水)～24日(火)
その他、松屋銀座の紳士服フロアにもいくつかの商品が常に置かれているそうです。
あら、ちょうど今、このお財布の色柄違いがわけあり30％オフ！
■【銀行振り込み:訳あり30%OFF】COLORS -SC01HY-：READY OR ORDER
私のは K Lineというシリーズ。表の革がつるっと固くて傷がつきにくいとのこと。色違いのブルーも素敵でした。
■READY OR ORDER｜K Line
ぎゃあ！その名もAHIRUとかいうのもあったんだ！これも店頭にあったら相当迷ったろうな。
■READY OR ORDER｜DAYS -SC01HY-
内側のカードポケットには、最初は厚手のカード2～3枚しか入りませんが、革が柔らかくなってきたらもっと入るようになるそうです。店頭で説明してくださった職人店長さんが、ご自分のを見せてくれましたが結構入ってた。
ふたの内側にもポケットがあって取り出しやすいので、そこに一番よく使うカードを入れています。これで合計3～4枚入ることに。
使ってみて改めて気づいたのですが、日常的に使う毎日持ち歩かないと困るカードって、私の場合せいぜい3～4枚で十分でした。
その後、安くて薄いカード入れも買って、月に一回使うか使わないかって頻度のカードを4～6枚くらいに厳選して入れて、大体いつもバッグインバッグの中に入れておくように。その他のカード類は、机の引き出しにまとめておいて必要な時だけ持ち出す。これでカバンの中がだいぶスッキリしました。
小ささわかるでしょうか？
お財布選びの基準は、毎回だいたい同じで、
・二つ折りのなるべく小さめ
・革
・小銭入れが大きすぎない
ってかんじでした。今回さらに小さい財布を捜すにあたっての基準は、
・小銭入れがバカッと開かないもの
・小銭入れが背面じゃないもの
これがなかなか無くて！捜索は困難を極めました。小銭入れが背面じゃない、というのはあれです、えーっと背面だと、お札を出してからくるっとひっくり返さないと小銭入れをひらけない向きになってるっていうか、わかります？いちいちアクションが多いじゃないですか。お札も小銭も同じ向きでパッと出したいんだけども。
そもそも3つ折りにすると、構造上どうしても小銭入れはお財布の外側につけることになってしまうのかもしれない。あまりにもそういう構造のものが多かった。
それから、そうして外側についている小銭入れが、バカッと四角く大きく開くタイプのものもとても多かった。バカッと開くためにあの、ケーキの箱を折る時のような要領で革が幾重にも折り畳まれているので、小銭入れ部分だけでも厚さハンパ無い。それじゃせっかく小さくてもお財布自体のかさばり加減は変わらず、あんまり意味がない気がする。
そうかといって、小銭入れが小さすぎるのも困りそうで…
そうです、小さい財布といえばアブラサス。お財布小さくしたいと思ったのはこれを知ったのがきっかけでした。
小さい財布 abrAsus（ アブラサス ）メンズ 小銭入れ付き三つ折りの極小メンズ財布。携帯性、機能性、デザイン性のバランスを追及した人気の革財布。男性へのプレゼントにもお勧めの紳士用財布。スーパークラシック
薄い財布 abrAsus（ アブラサス ）メンズ 小銭入れ付き二つ折りの薄型メンズ財布。携帯性、機能性、デザイン性のバランスを追及。人気の革財布。男性へのプレゼントにもお勧めの紳士用財布。スーパークラシック
超超参考になったガジェットダイスケさんのレビュー。
■薄い財布はホントに薄かった。｜gajetdaisuke.com
■「小さい財布」は「薄い財布」ともひと味ちがう財布だった｜gajetdaisuke.com
「カードこんなに持ち歩く必要ないんじゃん！？」という概念を教えられ、目からウロコでした。
ただいかんせん小さすぎる…。私も普段からお釣りをもらう時最小コインで済むように端数を細かく出すのが大好きですが（学生時代のファーストフード店でのバイト経験のおかげか、小銭の計算は速いよ☆？）、好きでやってる分にはいいけど、お財布に入らないからっていう背水の陣でやらざるを得なくなるっていうのはちょっとやだなと。ショップで実物を触ったりもしましたが、お札の出し入れもちょっとしづらそう。
その辺okという人にとっては、アブラサスは小ささ最強だと思います。
そんなわけで、
・なるべく小さめ
・革
・小銭入れが大きすぎず小さすぎず、
・小銭入れが四角くバカッと開かず、
・小銭入れが背面じゃないもの
・さらに色柄や装飾などのデザインが自分好みのもの
と、ビシビシに絞った条件で探すこと数ヶ月（構想1～2年）。
そう、デザインも苦労しました。「小さい財布」って、男性向けのは味気がなさすぎるものが多く、女性向けのはキラキラだったりごっつい金具のエンブレムがついてたりする。可愛いし、自分のいつものテイストとは違うけど条件も半分はクリアしてるしもうこれ買っちゃおうかなと思ったものもいくつかあったのですが…、いや、革製品というのはもっとこう、救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで…
焦るんじゃない、俺は財布を捜しているだけなんだ。
そんなこんなでぶつぶつ悩んでいたところへ、冒頭のREADY TO ORDERのお財布にふと出会ったのでした。ああ良かった。苦労したり踏みとどまったりした甲斐のある、隅々まで愛着の持てるアイテムに出会えた。嬉しい。
こんなかんじの小さいお財布話でした。
唯一難を言えば、小さすぎてカバンの中で行方不明になること。いやマジで。せめてもっと明るい、白っぽい色のにすれば見つけやすかったろうな、とちょっと思ってます。やはりAHIRUか。むむ。でもこのK Line のぺかっとした、傷に強い質感というのも革製品としては得難いものである。
今後選ぶかたの指針になれば幸いです。
歴代12年分のお財布も並べてみる。
右端の青いのはSAZABI。社会人になる記念に買ったもの。当時はけっこう高額なお買い物だったな。
中央のが最近まで使っていた、池袋PARCOの雑貨フロアで買ったもの。革の手触りの気持ちよさで選びました。
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