タイトル以上の内容がありませんですいません。最近ヨルタモリとブラタモリが楽しみで、録画して日曜と木曜以外の曜日にも繰り返し見ています。うちの子タローとかもうオットの顔よりタモさんの顔の方を長く見てること請け合い。
そんなヨルタモリ、宮沢りえちゃんも毎回素敵だし、先日のゲスト甲本ヒロトさんがまーあなた、チャーミングでしたね!あんな人なのかー。みんなで演奏してた『リンダリンダ』も、歌わずにブルースハープだけなところがまた良かった。葉加瀬太郎さんがゲストの時も最後の演奏だけ繰り返し何度も見ましたが(全編通しても何度も見ています。ほんとうちの子オットよりタモさん見てる)、今回もリンダリンダ部分だけ何度も巻き戻して(巻いてないけどな)飽き足らず、iTMSで検索してブルーハーツのベスト買ったった。買って改めて聴いたら良いですね!しみじみ良いな。
りえちゃんブルーハーツ大好きだそうで、番組内でも「青春そのものだ」と言ってリンダリンダでは思わず涙していましたが、ヒットしていた曲をテレビで聴いていたくらいだった私も、ベストアルバムのリンダリンダを今回改めて聴いて胸が熱くなるような感覚を覚えました。これがテレビからしょっちゅう流れていた頃私は中学生で、毎日がとても辛かったなあ。いろいろあったなー。りえちゃんのように青春そのものというには暗い思い出ばかりですが……いや、青春なんて暗いものか。暗く苦しく恥ずかしくていたたまれなくて、うずくまってひざを掻き抱いた両腕からぎゅうぎゅう縮んで消えてしまいそうになるものか。そんな真夜中の海のような上も下もわからない真っ暗な中、雲が切れた一瞬だけまたたく星のように楽しかった出来事が散りばめられていて、振り返ってみると圧倒的な暗闇の中だからこそますます輝いて見えるそのわずかな光があの頃の音楽とともに胸に鮮やかに蘇ってきて、ぐっとくるのかもしれません。しれませんねったら。
あと改めて聴いてブルーハーツ、「あなた」なところが良いですよね。「おまえ」とか「きみ」じゃない、上からでも対等でもなく、敬う視点なところが。番組内のヒロトさんも「過大評価ありがとうございます」って謙虚な人だったけれど。
歌詞もほんと、タモさんも言っていた「ドブネズミみたいに美しくなりたい」みたいな斬新な組み合わせってそんなに多用はされてないですよね、ほとんどがすごくシンプルな励ましの言葉ばかりなんだけれど、ひたすらやさしくて美しいな。ロックという攻撃的なイメージの強いジャンルに、ヒロトさんの朴訥とした声と歌い方、で、この歌詞、というのが何とも、ギャップ萌え。と今さらながら思いました。
「リンダリンダ」の「リンダリンダ」っていう歌詞もすごいけど、「キスしてほしい」の「トゥートゥートゥー」のとこもすごいな。山本正之先生の「キラッキラッキラッキラッスタースター」っていうこのフレーズを紡ぎ出せた瞬間、山本正之の才能は不世出の天才の域に達したと思ったみたいな超大げさな絶賞を思い出しました。これ誰の言葉だっけな、オットくんから聞いた気がするんですがオットの知り合いの人?(全然誰だよ)。
と、今さらながら改めていろいろ思いました。超今さらですいません。
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関連あひる
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レビューが濃い。
「怪盗きらめきマン」のOP,ED(甲本ヒロトの「フララン ランデブー」)が収録されているのが貴重だそうです。
実写ヤッターマン挿入歌「ヤッターキング」収録。だいぶ前に観た時、この一曲のために観る価値あるなと思いました。
うちにあります。すごいかっこいいです。
「甲本ヒロト」で画像検索もしました。すいません。中学生か。