おおお!!
連載も中断し単行本も1巻でストップ、もはや伝説に近い存在となっていた『預言者ピッピ』が、大幅描き下ろしを加えて2巻刊行となっているではないですか!
預言者ピッピ(2)
著者:地下沢 中也
販売元:イースト・プレス
(2011-10-20)
販売元:Amazon.co.jp
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コミックナタリーにも取り上げられていました。
■コミックナタリー – 「預言者ピッピ」4年振り新巻発売、84ページ描き下ろし
”地下沢中也の「預言者ピッピ」2巻が、本日10月20日にイースト・プレスから発売された。2007年に刊行された1巻から約4年ぶりの続刊だ。
「預言者ピッピ」は、COMIC CUE(イースト・プレス)にてスタートしたSF作品。地震予知を目的に開発された人型コンピューターの不吉な予言により、混乱と疑心暗鬼に陥る人々を描いている。2003年に発表された第7話「兆し」を最後に連載は休止。2巻の刊行が切望されていた。
待望の2巻には、2002年~2003年にかけて雑誌掲載された「フリークス」「兆し」に加え、84ページ描き下ろしの第8話「フレア(I)」が収録されている。”
amazonレビューが現時点で4件ついていて、なかなか評判良いようなので注文しました。届くの楽しみ。2巻でもまだ完結はしていないそうですが、何年でも待つから3巻が楽しみだという高評価っぷり。
いやあこれほんと、短編として最初の話がコミキューに載った時は興奮したなあ。岩井俊二の『打ち上げ花火』や、ICOとか、そういう未知のものを目の当たりにして揺さぶられる衝撃。
ただそれも、12年も前の話であって。その後連載として続いたストーリーも、何とも言えない不協和音と共に不可避な何かがじわじわとにじり寄ってくるあの迫力はすごいものがありましたが、それも2003年、8年も前の話で。
その後フィクションの世界にも現実の世界にもいろいろありすぎた今読んで、果たして自分の感覚はあの時と同じように鋭敏でいられているのかな、と。それがちょっと心配でためらってしまったのですが、地震予知ロボットという存在を中心に据えた物語を、長く中断していたのに今このタイミングで再び描き出そうとした作者さんの筋力に敬意を表し、買うことにしました。2巻と一緒に、まだ持っていなかった1巻も。1巻の内容は雑誌で読んでいて、しかも食い入るように読んだから内容は鮮明に覚えてるんだけど。
久しぶりに、なかなかどきどきする新刊です。
1巻発売の頃にご紹介した記事。
■April 08, 2007 地下沢中也『預言者ピッピ』がついに単行本化!?
これ、もうあまりにも出来が良すぎてピッピのこと考えてるとこの曲が脳内再生されてしまいます。1巻の冒頭1話を予告編風にまとめた、YouTubeの秀逸MAD動画です。
預言者ピッピ(2)
著者:地下沢 中也
販売元:イースト・プレス
(2011-10-20)
販売元:Amazon.co.jp
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預言者ピッピ (1)
著者:地下沢 中也
販売元:イースト・プレス
(2007-05-05)
販売元:Amazon.co.jp
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