ムラムラムラムラ村上春樹、そして象の消滅

だいぶ前に、ふと立ち寄った図書館の村上春樹コーナーがこんなんなっていました。
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確かにそうかもしれませんが、もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。


とか言いつつ、ここで読んだ本をあとで買ってしまったりしましたが。
ニューヨークで編集され、ロングセラーとなっているハルキ短編集の日本語版。
「象の消滅」短篇選集 1980-1991。
「象の消滅」 短篇選集 1980-1991「象の消滅」 短篇選集 1980-1991
著者:村上 春樹
新潮社(2005-03-31)
販売元:Amazon.co.jp
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どの話も読んだことのあるものばかりだったのですが、英語版向けに若干変えられている部分をそのまま日本語に再翻訳したものがあったり(レーダーホーゼン)、春樹氏による当時を振り返るエッセイも収録されていたりしたので、つい買ってしまいました。
収録作品。
・ねじまき鳥と火曜日の女たち
・パン屋再襲撃
・カンガルー通信
・四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
・眠り
・ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界
・レーダーホーゼン
・納屋を焼く
・緑色の獣
・ファミリー・アフェア
・窓
・TVピープル
・中国行きのスロウ・ボート
・踊る小人
・午後の最後の芝生
・象の消滅
この中の『窓』は、見覚えのないタイトルなのですが、原題は『バート・バカラックはお好き?』で、タイトルを変えただけで中身はそのままだそうです。原題なら読んだ覚えがある、という人もいるのでは?
『レーダーホーゼン』と『窓』の他にも、「いくつかの作品には細かい部分で手を入れた」、と春樹氏による序文に書かれています。
本自体の特徴を少し。
サイズ的にはハードカバーに近いですが、ソフトカバーで、黄色くて綺麗な本です。そして字が細かい!


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