“e” あるいは “い段” が消滅しているミステリー

うお、面白そう!
小鳥メモメモでこんな本の紹介を垣間見ました。


極端な例をあげると、ジョルジュ・ペレックの ”La Disparition” という文学作品がある。この作品の特徴は、本文中にただの一度も e という文字が使われていないということにある(フランス語作品)。
(略)
各国語への翻訳では各翻訳家はとても気を使って翻訳をした。おおむね、原文と同様にe(またはそれに類する母音)を使わないようにするか、その原語で最頻出の母音を使わないようにするか、のどちらかが採られているらしい。つい昨年、日本語にも『煙滅』というタイトルで翻訳され、文中では「い段」が全く使われていない。

> 文中では「い段」が全く使われていない。
ナニソレ!!??


と思ってamazonで探してみた。
煙滅 (フィクションの楽しみ)煙滅 (フィクションの楽しみ)
著者:ジョルジュ ペレック
販売元:水声社
(2010-01)
販売元:Amazon.co.jp
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内容(「BOOK」データベースより)
“い”段がない!?失踪した男と失踪した“文字”をめぐる、前代未聞のミステリー。

ほほうほほう、”e” あるいは “い段” が使われていないことが、ミステリーの軸になっている様子。すごいですね。吉野朔実劇場で紹介されてそうな本だ。
神様は本を読まない神様は本を読まない
著者:吉野 朔実
販売元:本の雑誌社
(2010-10-14)
販売元:Amazon.co.jp
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漫画家、吉野朔実が読んだ本の内容のみならず、カバーをはずすと…、とか、「軽い!(本の重量が)」とか、本というものを様々な角度からためつすがめつ検証しているゆるゆる読本。
最初の数冊が出た頃には、この本で紹介されている本を探すのは大変だったものですが、今やタイトル検索いっぱつで見つかってクリック一つで自宅に届いてしまうので…やや寂しい心持ちもします。
ECCENTRICS (1) (小学館文庫)ECCENTRICS (1) (小学館文庫)
著者:吉野 朔実
小学館(2002-10)
販売元:Amazon.co.jp
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ECCENTRICS (2) (小学館文庫)
著者:吉野 朔実
小学館(2002-10)
販売元:Amazon.co.jp
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「E」はEGOのE。E=mc²のE。ECCENTRICSのE。そしてEROSのE。
(単行本4巻見返しの作者の言葉より)
これ一度引用してみたかったんです。


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