そうなんです。
言い訳したとはいえお言葉に甘えすぎて(言い訳記事に温かい反応をありがとうございました!!)だいぶ間が空いた上にいきなりこんな、読む人を限定しすぎな話題ですいませんが、今年一番くらい笑ったので書き留めておきたくて。
オットくんがね、あの『ダークソウル』シリーズのフロムソフトウェアから発売された、新作ゲー『SEKIRO隻狼(セキロウ)』をやり始めまして。
■SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼
ダークソウルは洋風でしたよね。日本のゲームなのに高すぎる難易度といいストーリー性のなさといい洋ゲーっぽかった。
それが今回は、ダークソウル風の龍が如くっていうか、ダークソウル風の大神っていうか、和風です。チャンバラです。
和風サムライゲーなので、みんなセリフがいちいち大仰で面白いんです。アイテム説明の文章とかもいちいち時代がかってて。
そのほう、とか主、とかそなたとか若君とか、ござるとかござらんとかなんとか言ってて。
ちょっとこじらせた厨二みたいだなあ、と笑いそうになりながら眺めていたので、チュートリアル用のお侍さんに話しかけてみた時、
侍「ふむ、其処許(そこもと)は…」
そこもと!!!
二人称がそこもと!!!
もうだめ腹筋崩壊でした。たったひとことで。ただの二人称で。
一人称はもちろん某(それがし)でしたが、それがしならまだ聞いたことあるけど、
OT「ないだろ」
いや、まだない!?それがしだったらちょっと痛い歴オタの人とか言ってそうというか。
でもそこもとは、もはやどうしてそれがYouという意味だと知っているのかすら定かでないくらい馴染みがない!!
これ海外版もあるのよね。そこもとはなんて訳してるんだろ。
OT「Youだろ」
えええそんな!魅力半減だよ!
半減どころか9割持ってかれるよそこもとに!誤訳だろもはや!
で、いざ斬り結んでみると、
其処許「しからば、参る!」
シャキーン、ドシュ、「ぐふうっ」(どさぁ)
あっという間にぶっ倒れる先生。
えええ!?弱(よっわ)!!
そこもと先生弱(よっわ)!!
斬り結び甲斐がなさすぎてちっともチュートリアルにならない。
これその辺の雑魚敵倒しながら練習した方が経験値もたまるしなんぼかマシなんじゃないの?
仕方ないので一通り、いくつかの技の練習をそこもと先生とやってみてからフィールドに戻ってみたら、雑魚敵シャキーンギャリィン!「フンン」
雑魚敵強(つっよ)!
体幹強すぎ全然倒れない。
えっ、そこもと先生の弱さに慣れちゃっててだいぶ押し負けるオットくん。あやうくやられそうになってんじゃん。そこもと先生害。役に立たないどころか害。
そんなそこもと先生にもってかれっぱなしの初回でした。やー笑った。
ーー
ここからはいつもの、あひるちゃんのレビューになってないゲームレビュー。
このゲームね、ダークソウルシリーズのパリィを、きちんと決めないと倒せないシステムになってるんですって。
いちいちきちんと手順を踏まないと致命傷を与えられない。
いっぽうオットくん、ゲームのやり方としてはいうなれば「臆病マッチョ」で。
体力削られるの嫌だし、でも細かい技とか面倒だからごいごい力押しできるように筋力と防御力をやたら鍛えて結果すんごい重たい甲冑身につけてすんごい重たい斧とか担いで全然身軽じゃない。
なのにオットくん、種族とか職業とか選ぶ時にはウィザードリィの頃に好きだったという「盗賊」とか「忍者」とかを選びがちなのに結局やることは筋力体力防御力にひたすら全振り。ちっとも盗賊でも忍者でもない。受身取るたびに重たい甲冑ががっちゃんぎっちょん音を立てる。うる星やつらの飛鳥ちゃんか。
そんなオットくんなので、ダークソウルの時も毎回パリィとか全然使ってませんでした。ひたすら力押し。私の方がパリィは上手かったよ!?
力押しでは敵わない中ボス戦では、オンラインでお助けさん呼んで横で拍手のジェスチャーさせてるオットくん。「いやあお強い!お強いですなあ!」プライドがなさすぎる。
お助けプレイヤーは自分では回復できない決まりだったので、お助けさんの体力が減ると自分が代わりに回復薬を飲むんですがすごく離れたところからうろうろしながら回復をたっぷんたぷん飲むだけ、というすごく役に立たない雇い主でした。かっこわるいにもほどがある。
そんなオットくんだのに、今回はお助けさんや床のヒントのようなオンライン要素なし。
そしてパリィをきっちり決めないと雑魚敵ですら倒せないシステム。
さらにフロムですからその雑魚敵ですらめっぽうつええ。
なので力でゴリ押しじゃなく、まじめに敵と切り結んで、きちんとゲージを溜めてざくっとやらないといけない、という。へえへえ。
そこで、そこもと先生のおでましなわけです。
そこもと先生の名前が面白すぎていやすいません名前は勝手につけました。ほんとは「死なず半兵衛」って名前です。まさかのゾンビ。ここでもゾンビ。和風ゾンビなら高橋留美子『人魚の森』では「なりそこない」(あれはどちらかというと変異体とかクリーチャー系だけど)とか、小野不由美主上『屍鬼』では「起き上がり」とか、最近やってた和製スチームパンクゾンビアニメ『甲鉄城のカバネリ』では「カバネ」とか「カバネリ」とかとか、色々呼び名がありましたが「死なず」かあ。ほうほう。
それはともかく、誰か絶対そこもと先生って呼んでるだろ!?と検索してみたら「俺はそこもとさんと呼んでる」という発言を見かけたついでにそこもと先生とのお稽古を真面目にやるとわりと強くなるぞ、という評判も見つけました。へえ。
そんなわけで、プレイしている皆さんはがんばって心折られてください。
他にも敵を倒すと五文銭がピヨピヨしてて、それを自分がひゅおっと吸い込むダイソンみたいな吸引力とかも楽しいです。
でもね!そうだ!敵倒してもぐにゃぐにゃにならないのよ!!今回!!
あれがフロムらしさだったのに!!少なくとも私はそう思っていたのに!!
ちょっと、いやかなり寂しいです。そこ残して欲しかった。バグみたいなもんだったんだろうけどもういっそ味としてあえて残してほしかったな。
そんなそこもと先生、いや、SEKIRO事始めでした。
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■December 09, 2012 Dark Souls 2 正式発表!PS3、Xbox 360、PC版を開発
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あひるさんのブログを読んでいると、
オット氏やタロー氏の魅力にやられますね。
理系の天才は可愛い!
砂付近さん
ありがとうございます!!嬉しいです!!
間に挟まれている凡人としてはムキーとなることもありますが、概ね面白いです。
オット氏とタロー氏の魅力が伝わるのも
あひるさんのセンスと文才があればこそです。
人生を楽しんでいる感じがいいですね。
小林まことさんの『柔道部物語』を
知人女性に紹介するかどうか迷ったときに、
あひるさんのブログをお見かけしました。
男臭いから女性ウケを気にしていたのですが、
小林まことを推しているあひるさんに
勇気づけられました。
結果としては案外(?)女性ウケも悪くなく、
紹介して良かったと思うことがあったのです。
いつもブログを楽しんでいることを
お伝えしたかっただけですが、
コメントの連投になってしまいました。
どうもお邪魔しました。
砂付近さん
嬉しいお言葉をありがとうございます…!
しかもなんと『柔道部物語』がご縁とは!!これまた嬉しい限りです〜!!あれは本当に良い漫画でしたよね。
小林まこと作品は子供の頃からずっと読んでいたので、未だに生活の折々で思い出すことがありますし、こんなところでも嬉しい出会いがあるとは!ほんとに有り難いことです。