鈴木祥子『SHO-CO-SONGS Collection 1 』届いたよ

震えるほど高音質とお伝えした鈴木祥子のコンプリートベスト、届きました。

SHO-CO-SONGS Collection1(DVD付) 鈴木祥子 Sony Music Direct 2008-06-11 by G-Tools

真っ赤ないちごは各アルバム解説、過去のポスターや雑誌写真などのブックレット。

デビューアルバム『VIRIDIAN』のポスターには
【鈴木祥子デビューアルバム敏感発売中】
って書かれています。どんな発売中ｗ
しかしほんとこれがデビューとは思えないクオリティなんですよね。「デビュー数年後のアーティストがちょっと実験的に出してみたアコースティックアルバム」といった貫禄の風情。
こちらが収録アルバム4枚分一気歌詞カード。

紙質が昔のCD歌詞カード的なつるっとした薄い紙ですが、もともとこの4枚のうち3枚がこういう紙だったからそんなに違和感なし。
（『風の扉』だけは分厚くて写真集のような凝った装丁でした）
CDは二枚組。
それからDVDが一枚。

・収録アルバム
『VIRIDIAN（1988）』
『水の冠（1989）』
『風の扉（1990）』
『long long way home（1990）』
・DVD収録曲（Sony Music Shopより）
【1 Little Love（promotion clip: 1990）
　2 Little Love（live with band: 1990）
　3 サンデーバザール（live with band: 1990.11.24）
　4 光の駅（live acoustic set: 1991.2.14）
　5 ひとりぼっちのコーラス（live with band: 1990.3.8）
　6 メロディ（live with band: 1990.11.24）
　7 ベイビー イッツ ユー（live with band: 1991.6.16）
　8 ムーンダンスダイナーで（solo performance: 1991.11.10）】

そしてふと、うちのしょこたんを引っ張り出してきた。
SHO-CO TOWER.


ベストアルバムだけでこんなにあった。


シングル・マキシだけでこんなにあった。

この辺りは転勤先で一人暮らししている時期に出たものが多くて思い出深いです。
予約して発売日を心待ちにして、抱えて帰って抱えて聴いたな。

そしてアルバムともなればこんなにあるのだ。


ぎゃあ！
ちょー好きな『Candy Apple Red』がナイ！（中央の空白のとこ）
好きなアルバムってちょこちょこ出してきたり人に貸したりするので行方不明になりがちなんですよねえ。。うむむむどこに行った。
そういえば私がいつから祥子ねーさんにハマったかというと、高校の頃です。仲良くしていた先輩がしょこ好きで、教えてもらってどっぷり。
当時は『Hourglass』まで出ていた頃で、放課後や休日に中古CDやさんを巡って探し集めた日々でした。
新譜を発売日に買うようになったのは『Radio Genic』から。そこから『SNAPSHOTS』『Candy Apple Red』、少し間をあけて『私小説』と、アルバムが出るたびにいつも期待を裏切られることがなくて。
どの一枚も擦り切れるほど繰り返し聴いて、どれもがその時の自分をとりまく空気と一緒に記憶の中に保存されていきました。それぞれのアルバムの置き場所が、点々と心の中に散らばっているかんじ。
いわゆる”思い出の曲”、一時期夢中になっていた”思い出のアーティスト”、というのは他にもいるのですが、私にとっての鈴木祥子はそれとは少し違います。
思い出としては色濃いけれどたまにふと懐かしくなって聴く、それだけじゃなく日常的に、水を飲むように髪をとくように繰り返し聴いている。他にそういう人がいないので、私にとっては彼女は本当に特別です。
他の多くの好きだったアーティストたちは、何となく新譜を聴いても新鮮味が薄れ、何となく手に取らなくなり、何となく聴かなくなっていってしまいました。それが彼らの変化なのか、自分の変化なのかはわからなくて、ただ聴かなくなったことだけが事実で。
その中で彼女の曲だけは、今も繰り返し聴いています。今後も変わらないでしょうね。水のように、髪をすくように、鏡を見るように必要な。当たり前な。そして贅沢な。
鈴木祥子デビュー以降20年の、15年以上をそうして一緒に過ごしてきたことになるんだなあ。感慨深く、生まれ変わった音を心にしまい直しているところです。
いくつかのサイトで試聴もできるので、よかったら聴いてみてください。
■Sony Music Shop
■Sho-co-songs: Collection 1(DVD付き, グレイテストヒッツ)【CD】-鈴木祥子/音楽/HMV
■【楽天市場】SHO-CO-SONGS collection 1：楽天ブックス
『Swallow』や『夏はどこへ行った』を聴きながら見ていた景色は16歳の瞳にキラキラしていた。あれから倍の月日が流れて、こんなところまできたよ。なのに今同じ曲があの頃よりもキラキラした音になってここにあって。
あの頃の自分に聴かせたら、どんなものを見るだろう。

SHO-CO-SONGS Collection1(DVD付) 鈴木祥子 Sony Music Direct 2008-06-11 by G-Tools

SWEET SERENITY 鈴木祥子 Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(M) 2008-09-10 by G-Tools

**鈴木祥子のこととなるとどうもメロウになってしまう関連リンク
**それは秋のせい（『それは3月のせい』より）
**月とSNAPSHOTS
**あひると鈴木祥子（Google検索）