よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』がものすごく面白い！！

フラワー・オブ・ライフ(よしながふみ)
いや、面白いとは聞いていました。聞いていましたが。

本当にものすごく！！
面白い！！！！

いやこれほどとは！！
全4巻オトナ買いしたんだけど2巻まで読んだところであまりにも面白すぎて一気読みするのがもったいないのでちょっと休みます。
もう本当に！面白い！！
こんなに素晴らしい学園モノを、『ここはグリーン・ウッド』に匹敵する学園祭モノをまた読めるとは！！
ここはグリーン・ウッド (那州雪絵)

私は今モーレツに感動しています。
とりあえずグリーンウッドでナニイと思える人は今すぐ買いに行っていいと思いますよ、うんもうamazonでクリックとかしてたら日にちまたいじゃうから今日帰り道にでも本屋さんに寄って買って帰って下さいさあさあ。さあさあ。
すすめたい！
これは激しく人におすすめしたい！！
面白い！！
あとは何だろう。。と考えてみて思ったのですが、『究極超人あ～る』が好きな人にも琴線に触れるものがあるかと。とにかく学園モノです。著しく優秀な学園モノ。
究極超人あ～る (ゆうきまさみ)

・キャラがたくさん出てくる
・それぞれにキャラ立ちしまくっている（ま、真島！！）
・それぞれが絶妙にからむ
・笑える
・あまずっぺえ
・学園祭とか水泳の授業とかテスト勉強とか
もう読んでる途中からニヤニヤしちゃってタイヘンでした！なんていうんですかもう！面白い！読んでー！！
2巻が学園祭。

もうちょっとまともに感想とか内容とかを書くとですね。
学校生活の楽しいことをギュっと凝縮して、まとめて見せてもらえているというか、そういうところは同人作家さんならではのストーリーやキャラクターの編成・構築力なのかな、と思いました。
マンガというものの楽しみかたを知り尽くしているからこそ、楽しませることにも長けている、というか。
とにかく出てくるみんなが楽しそうで、読んでるとこっちもにこにこしちゃうのよ。まさにフワラー・オブ・ライフですよ。それこそ人生の花。「華」というより「花」。より日常的で、よりささやかな。
（追記：その後 “the flower of (one’s) life” は英語の慣用句であることが物語の中で出てきました。知らなかった。）
もちろん楽しいことが起こるばかりではない。子供の頃、小学生、中高生の頃なんてほら恥ずかしい思い出ばっかりじゃないですか。友だちに対してしてしまったこと、「何であんなこと言ったんだろう、戻れるものなら今すぐ戻って謝りたい」もしくは「今思い出してもあれはあんまりだったんじゃないだろうか。。」と納得できない、されてしまったこと。小石のような小骨のような、ささいなつっかえの記憶。
そういうものもさりげなくちりばめられていて、ああそうだよね～～、としみじみしてしまうことしきりです。
無数の人の膨大な記憶の保管庫から、無作為に一枚を抜き出してみた、というような、そんな何気ないリアルさなんです。
誰もがこんなふうに曇りなく楽しい毎日だったでしょ？といいたいのではなく、「こんなふうな毎日に憧れていたけれど、こうではなかった」という人のほうがもちろん圧倒的に多いはずで、だからこそそんな今となっては行き場のない、叶わなかった気持ちも含めて、野の花で作った花束のような。
ああ本当になんて表現したらいいの。どう言えば伝わるのかわからない。とりあえず3巻4巻も楽しみと同時に初めて読んだばっかりなのに今からもう完結してしまっていることが寂しくてなりません。最終巻がうちにあるなんて！
一度寝て起きて落ち着いて最後まで読んだらまた書くかも。