吉野朔実 period 3巻、まだ続く物語

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うわ。。。
相変わらずぞっとする展開です。

本筋とは少しずれますが、吉野朔実には繰り返し、顔（見た目）が美しいことに対する淡々とした執着、というか、分析、のような描写が出てきます。今回も少しだけそこに触れていました。
「キレイな顔は音楽みたいに、一瞬で人に愛される。」
（『period』3巻より）
「花自身に何の意味があるだろう。花は虫を誘っているのだ。好むと好まざるとにかかわらず」
（『いたいけな瞳』より）
それにしても、1巻からまた読み返しておかなくては。
1巻ごとに第一部、第二部、と物語が大きく転換して、今回3巻では第三部、と書かれていました。第四部は2009年秋よりIKKIで連載開始予定だそうです。これはまた、4巻までだいぶ待つことになりそうだ。2巻発売が2005年で、3巻が2009年。
4巻は。。2013年？
哲学的で、示唆的で、寓話的。吉野朔実の作品を読む時はいつも色彩が薄れた迷路の中を歩くような気分です。他の作家さんではなかなか味わえない、完成された不安感。
4巻もじっと待ちましょう。