美容院帰りの友人が失敗すぎて泣けた

友人女子と楽しくランチをしておりまして。

「もうほんと、美容院で『パーマとかどうですー？』とか『カラー入れると軽くなるし？』とかしつこく勧めてくるのって煩わしいよねえ！」
「軽いほうが良いなどと誰が決めた！」
「『重くて真っ黒で、いいんで(ﾟДﾟ〆) (鏡越しにガン見)』」
（まあ向こうも商売なので仕方ないのかもしれませんが、結局そういうお店には行かなくなるよね、という結論に）

などと盛り上がったりなどしておりましたら。
夕方に待ち合わせをしていた別の友人男子からのメールが、

「美容院でなんとなくパーマをかけることになったので遅れます」

何その4コマみたいなタイミング！？

見事すぎるんだけど。OL進化論かよ。
おそらく美容院のイスの上でいろいろ巻かれたり撒かれたりなどして今さら身動き取れないであろう友人のiPhoneに向かって「おまえはアホか」「絶対似合わない」と返信したらこんな→

「(´？ω？`)」

カオが送られてきたりなどし、

「最寄りのスタバにいるから終わったらその恥ずかしい頭（断定）で歩いてこい」

と言い置いて待ってみたら、

ハウス名作劇場

の中でもパッとしなかった主人公

みたいなのがやってきました。

あるいはコゴローが散髪したみたいっていうか。

（画像元）

ブルースリーがどうかしたみたいっていうか。

[ちょと追記]
自己申告で「キルヒアイス」とか言ってたから検索してみた。ああ銀英伝の人なのね。

（画像元：銀河英雄伝説 LEGEND BOX）

あー似てる似てる。
で、キャラとしては人気でかっこいい立ち位置の人かもしれないけど、この髪型だけ似てるってどうなの？[追記以上]

なんというかまあ、不自然なのです。
違和感なのです。
何かが致命的に損なわれてしまっているのです。
やれやれまったく何だってそんなことに。

友人は目とか眉とかがくっきりしてるのでもともと何かのキャラ的にはなりがちだったのですが、

友人「なんか、ますますマンガのキャラみたいになってますかね？(0ﾟ´▽｀) +」

マンガのキャラのへたくそな同人誌版みたいになってるよ。

友人「!!?(´？ω？`)」

なんかだって。。
顔立ちとか服の傾向とかさあ。。パーマが似合うか浮くかってそんなんわかるじゃんJK。しかも女性のそれより男性のパーマは香水と同じくハードル高いのに。
きみは普通に理系男子でアニオタでたまにぎょっとするくらい気が利かないけど服や靴など外見的には問題なかったのに。
それは違うだろ。
こんなに失敗してる人久しぶりに見たわ。

友人「!!?(´；ω；`)」

さらに悪いことに。
美容師さんの押しの強いセールストークについ流されて右も左もわかってない理系アニオタ＆ガジェットオタ＆ミリオタ男子がカモられちゃったわけではなく、

友人「自分から言い出したんですよ(0ﾟ´▽｀) +」

ええ！？自分から！？
なんでまた！？

友人「こないだ友だちが連れてきた女の子たちと飲んだ時、『モテない男子を改造するのに成功した』とかいう話になって、

『○○くんもパーマとかかけてみたら？』
って言われて(0ﾟ´▽｀) +」

そんな「親しくない人用の当たり障りない会話」を真に受けて何やってんの。

友人「いつも担当してくれる美容院のおねいさんもパーマかけたいって言ったら『え！？( ﾟωﾟ||)』って驚いてました( ´ー｀)」

美容師さん濡れ衣を着せて誠に申し訳なかったですが止めてあげてください。
それにもうちょっと何とかならなかったんですか。
生え際が中居くんみたいですよだって。
男性の髪型としてそこは何をおいても全力で隠匿すべき要素じゃあないんですか。今まで前髪おろしてたから全然目立ってなかった彼のその因子が最前線で風に吹かれていて目が釘付けになるじゃないですか。勘弁してください。何の試練ですか神よ。

それにもかかわらず何が一番あれかって、

本人わりと嬉しそう(*´ω`*)です。

友人「昔から黒くて直毛で、なんかもっさりしてる気がしてたので、くるくると動きがある感じに憧れてたんですよ(*´ω`*)。やってみたいなあって(*´ω`*)」

そういうたいがい10代で終わらせておくはしかみたいな失敗になんで32にもなってかかってんの。

まあ。。
人生しぬまで勉強だね。

友人「(´？ω？`)」

とりあえず帰ってすぐシャンプーだ。パーマが落ちやすくなるらしいよ。（パーマの効果がしっかりと髪に浸透するまでなるべくシャンプーを我慢するとウェーブが長持ちする、とパーマのかかりにくい私に美容師さんが教えてくれたまめちしき。の逆。）

友人「(;´´ω“)」

早く取れるといいね。

友人「(´；ω；`)」

・・・（嘆息）帰るわ。

友人「そんなにですかっ( ´Д⊂・゜・」

まあーいんじゃない？好みの問題だよきっと私の個人的な。好み6割真実4割くらいの割合じゃない？

友人「( ´Д⊂・゜・他のともだちにも訊いてみるっ。そんな変じゃないよ、いいんじゃないって言ってくれるっ( ´Д⊂・゜・」

うんそうだね。

友人「ムカつくっヽ(〆；Д；)ノヽ(〆；Д；)ノ」

彼の写真入りの「パーマかけた」報告に対し、どのように返答するかによって友人たちの真の友情が今試されようとしています。
でもその写真がなんか全然伝わってこないんだよなあ。きみ写真写りいいね。

ちなみにあひるちゃんいい加減言い過ぎじゃないかとかこれはまさかいくらなんでも脚色ですよねとか心配になってきてしまっているよいこのみんなのために、だいたいほんとにこんな会話だったことを書き添えておきます。
それから当blogにおける数少ないローカルルールの中に、「高校の後輩には何をしてもよい」というものがあります（鳥坂さん提唱の尊い伝統です）。彼は高校の後輩なのです。なあんだそうだったの？そうだったんですよ。だからご安心ください。

究極超人あ~る (2) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉) ゆうき まさみ 小学館 1991-10 by G-Tools

これしょっちゅう貼ってるなあ。