『僕の小規模な生活』の福満しげゆき氏と妻さん

僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC)
福満しげゆき
講談社 2007-12-21

おーーー、こんな人なんだー。
■ダウナー漫画家の福満が実はイケメンである事が発覚した、しかも奥さんも漫画以上に美人＼(＾o＾)／:アルファルファモザイク
妻そっくり！！
笑顔、笑顔がマンガとおんなじだ！
でもマンガのほうがもっとむっちりしてる！

98daa05a 右端の黒いスーツは古屋兎丸氏らしいぞ！
（あひる関連記事）

しかしあのー、みなさんの書き込みがですね、「やっぱりこんなイケメンじゃないとあんな美人の奥さんはもらえないんだ」と絶望してる人が多くて福満さんと妻さんに失礼じゃないか？そんなにも見た目？
んーとまあだからといって、『僕の小規模な生活』の前作、『僕の小規模な失敗』で妻さんとの出会いとかその後の付き合い方とかそこらへんを読むとですね、なんかこう、「見た目じゃなくて人間性に惹かれあった」とかいう素敵なお話にもあんまり見えないんですけどね。。

僕の小規模な失敗
福満しげゆき
青林工芸舎 2005-09

by G-Tools

ストーキングするほうとされて迷惑してるほう、的な。しかも福満さん目線にもかかわらず妻さんのどこが好きなのかよくわからない。すんごい振り回されてるし。でもヒヨコのすり込みみたいにガーンと思っちゃったからまっしぐら、みたいな。
人間万事縁とタイミングなんですね、っていうような感想を抱いてしまいました。そういうちっとも劇的じゃないところ、整合性が取れてないところがリアルで面白いです。
でも、『小規模な生活』を読んでいる時にはなんであんなに虐げられているのに妻のことが好きなのかピンとこなかったと前に書きましたが、妻と出会う前の人生『小規模な失敗』を読んでしみじみ納得させられました。ああ～、なるほどそれはこんなにも好きになるだろうなあ。と。
理屈じゃないんだろうなあ。
不思議な作品ですよねえこれ。好きです。
もちろんこの妻さんも大好き。無茶で。凶暴で。丸くて。特に凶暴で横暴なところにはうちのオットくんもよく作者に共感して一人泣いています。