庵野秀明「できっこないよ！こんなの演れるわけないよ！！」その他ジブリ話あれこれ

■庵野秀明「できっこないよ！こんなの演れるわけないよ！！」 → 宮崎駿「演るなら早くしろ・・・でなければ帰れ」 : アドホックニュース21


さっき初めて見てむちゃくちゃ笑った。緒方恵美さんの声で再生されました。帰った方がいいんじゃないか…？カントクくん…
以下ジブリに関して長々と。

こんな画像も発見。スポニチ遊んでるなー。
■【ガチ】ジブリ新作の主人公声優にエヴァの庵野秀明ｗｗｗｗｗｗ


この明朝体をかぎかっこ型に並べるのってかっこよかったよねえ、ってこないだなんかでオットとも話題に。なんでだ。あれだ、進撃の巨人のOPかっこよすぎって話だ。
上のリンク先には昔のハヤオ監督と庵野カントクくんの対談動画とかもありましたよ。
最初のエヴァパロ絵はこちらのサイトで見たのですがリンク先がエロアフィいっぱいでちょっと貼りづらかった。どーんとてぃんこ的なもの載ってたり（貼るの躊躇するのにわざわざてぃんことか言うなよ）。アフレコ動画も載ってますので一応貼っときます。
（サイドバーエロとかてぃんこ注意）
■【動画】ジブリ新作『風立ちぬ』エヴァ・庵野監督が演技（アフレコ）を初披露｜やらおん!
こないだ友人たちで集まって「ジブリアニメどうしてこうなった」話になったりもしましたが、私は『もののけ姫』に期待しすぎてがっかりしすぎて以来期待するのを止めたのでがっかりすることもなくなりました。たぶんハヤオ監督はナウシカとラピュタだけですでに十分なものを我らに与えてくだされたのじゃ（ババ様口調）。あの2つがすごすぎて正直トトロも紅の豚も魔女宅も耳すまも封切り直後には物足りなかった。その後何度か見直してこのあたりの作品も面白いなと思えるようになったけど。
そうやって期待度がやや下がりかけているところへほら、もののけでハヤオが数年振りにがっつりメガホン取ってヤル気！みたいなふれ込みだったじゃないですか当時CMとかキャンペーン番組とかで散々。「宮崎駿の凶暴な情熱が、暴れ出す」とかいうキャッチコピーでしたやん。今思えば鈴木Pの単なるマーケティング戦略だったんでしょうけど。
あ、違うみたい「天才・宮崎駿の凶暴なまでの情熱が世界中に吹き荒れる！」だったらしい。
■●もののけ姫　この映画はかなり凶暴なアニメーションらしい－－－。 （アニメージュ　97年３月号）
それでむちゃくちゃ期待しまくって観に行ってしまって、ストーリー的には節子これもののけ姫やないアシタカくんの大冒険や、ってがっかりしたり、脚本の細かい台詞の適当さにがっかりしたり声の俳優さんたちの演技の迫力の無さっぷりに驚愕したりおっことぬしさまの滑舌悪すぎというよりエフェクトかけすぎでセリフ全然聞き取れなくてストレスだったりモロ美輪様だけはしびれるかっこよさだったり、エボシ様とサンには腹から声出せオラァ！！って思ったりいやでも彼女たちが悪いんじゃない、悪いのは鈴木Pや、と思ったのはゲド戦記の騒ぎ以降ですが、そんなかんじでだるま落としか大喜利で座布団どんどん取られてんのかってくらい何段階にも渡ってがっかりしていったのを去年くらいのことのようによく覚えています。何かの映画の予告編で突然もののけの特報が流れて、当時はほらネットから情報とかまったく得ていなかったから本当に突然で、日本が舞台のナウシカみたいな壮大な話が見れるのか！？と座席の上で息も出来なくなるくらい期待と喜びに打ち震えたのもおととしくらいのことのようだ。ま、期待しすぎだったんですけど当時18歳とかだからしょうがないじゃないですか。
そんなこんなで期待しなくなったおかげで千と千尋もハウルもそこそこ楽しめました（いやけっこう楽しんでただろ）。
ハヤオ監督は「元々アニメじゃなくて実写映画を撮りたい人だから、声優のアニメっぽいしゃべり方を嫌っている」っていう説もあるらしいですが、それが本当だとしたら駿監督が撮りたい実写映画っていうのは大根俳優を集めた客の集中力を乱すような映画なんですかねって話だ！いやそうじゃなくて、そうだけど、じゃなくて実写撮りたいなら撮ればいいのにどうして撮らないんだろう。庵野監督くんだって押井守監督だって撮ったのに。ハヤオが撮りたいって言えば撮れるよね？どうして？鈴木Pが反対してるの？どうして？
ジブリに関してはわからないことだらけです。どうしてそんなにCGきらいなの？とか。ポニョの楽しみ方は「ウソみたいだろ。手描きなんだぜ、それで。CGじゃないんだぜ」ですし。楽しめないけど。波のまにまに作画スタッフさんたちの悲壮な顔が見え隠れするようで気が気じゃないですけど。あとポニョがすぐ半漁人に戻っちゃうとこも気が気じゃなかったですけど。人としての体裁がすぐでろんと溶けちゃって魚類や両生類に近いものになってしまってね。キャーポニョ！カオ！カオ！でもそれにもまったく動じないソースケくんはすごいなと思った。あんた本物だよ。でも思春期過ぎても大丈夫なのか彼は。隣の席の女の子がシャンプーの良いにおいさせてるのに君の隣は半漁人で埋まってていいのか。愛が試される時はまだ先ってことか。もうあれだ、新海誠監督が続編としてなんだかんだで隣の席のシャンプーの良い香りで線の細い女の子にもポニョにも振られて成人過ぎてもポエムを綴る永遠の中二な男性の話を作られても観たくないなー。
言いたいことだけ言い散らかしてとっちらかったところでアデュー。
今期待したいのはあれですかねえ（アデューじゃないのか）、最近のしっかりと原作通りにきちんと作ってくれるアニメで、ナウシカの原作全7巻をアニメ化かな。お願いですから声の配役はしっかり演技の出来るキャストで。クシャナ殿下の「ヴァルハラにて見届けるがよい！」とかあの辺をぜひ。名もない雑兵の「クソッこれを待ってたんだ！」とか「美しい！我らの神は美しいぞ！」とか、手塚作品のロックみたいな神聖皇帝とか（ああいう人が大好きです）、名ゼリフや名キャラに事欠かないですし。ああーナウシカの初陣「似ている、アスベルに」とか「離しなさい馬脚が乱れる」の辺りとかも動画で観たいなあ！（原作ではナウシカ、戦場に出るんですよ…カイに乗って…´；ω；`）
アデュー。
おまけ。もののけ姫の主演がジムシィ。
■舞台版『もののけ姫』のクオリティが酷すぎると話題に : ZiNGER-HOLE


　——————–
関連あひる。
解釈系。
■June 28, 2012 ラピュタ考：パズーとムスカは相似形、コインの表と裏、光と影。ムスカ愛しいよムスカ。
■August 12, 2011 バルスのことなんですけど。[ラピュタ]
■December 16, 2011 軍人としてのムスカさん。
実況系。
■October 20, 2010 シータの女子力高すぎ [ラピュタ]
■June 15, 2007 パズー、臆面もなくシータを口説きすぎ
■December 17, 2011 アリエッティ見た
■July 09, 2010 紅の豚を加藤登紀子が実況
■July 11, 2010 聖司「俺、南アに留学してブブゼラ職人になるんだ」（耳をすませば）
■February 03, 2006 最後だけだけどナウシカ実況しちゃったりして。
■January 21, 2005 『ハウルの動く城』感想・ややバレ？
小ネタ系。
■April 19, 2011 最高に吹いたスレタイ：ムスカ「見ろ！
■July 26, 2010 となりのトトロ「少女は2匹の不思議な生き物を執念深く追う」
■October 21, 2010 パズーのひみつ [ラピュタ小ネタ]
■December 01, 2009 ムスカ大佐の3分間まってやる
■August 09, 2009 週刊中年ムスカ
■April 26, 2007 オットくんのポムじいさんネタ
豆知識系。
■March 09, 2006 ディズニー版ラピュタはBGMが鳴り止まない
■August 15, 2006 映画『ゲド戦記』に対し,原作者が公式にanger and disappointment.
■August 15, 2006 2ちゃん語訳・『映画・ゲド戦記』原作者評
カントクくん。
■March 16, 2005 オタ嫁座談会
■June 08, 2007 江ノ島と牛乳（江ノ島その2）【追記あり】
■May 05, 2008 アオイホノオはほんとうに青い炎です
　——————–
おおキンドル版！
監督不行届 (FEEL COMICS) [Kindle版]
著者：安野モヨコ
出版：祥伝社
(2013-01-18)

監督不行届 (Feelコミックス) [コミック]
著者：安野 モヨコ
出版：祥伝社
(2005-02-08)

ワイド判 風の谷のナウシカ 全７巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版) [大型本]
著者：宮崎 駿
出版：徳間書店
(2003-10-31)

泣いちゃダメだよ！
未来少年コナン Blu-rayボックス [Blu-ray]
出演：小原乃梨子
出版：バンダイビジュアル
(2013-07-26)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [Blu-ray] [Blu-ray]
出演：緒方恵美
出版：キングレコード
(2013-04-24)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破　EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【通常版】 [Blu-ray] [Blu-ray]
出演：林原めぐみ
出版：キングレコード
(2010-05-26)

『破』が好きだったなー。どこかで読んだレビューで、TV版の頃の監督は自分の居場所を確保することで手一杯だった様子が作品にも現れているけれど、この『破』で綾波を助けようと必死で手を差し伸べるシンジくんの強さは、長らく仕事を休業している妻安野モヨコさんへの庵野監督の思いなんじゃないかとかいう感想を読んでしまって以来あの緒方さんのただでさえ素晴らしい発声の「来い！！」をより一層涙無くして聴けなくなってしまいましたじゃないですか。