**布ナプ手作り** 超撥水加工の布で水実験

手作り布ナプ話、超撥水布についてまとめておきます。
写真は水実験の図。超撥水布の中に水を入れて運ぶの図。なぜこんなことをしているかというと、

■超撥水風呂敷（関心空間）
「バケツ一杯の水を包んで運ぶ事ができる」
と書かれていたから！
そんなことができるなら、布ナプの防水布としても十分使えるんじゃない？！と思いまして。
まずは防水布が手に入らなかったお話から。
めぼしい大型手芸店に行ったらあるだろうと思った防水布が、池袋キンカ堂にも吉祥寺ユザワヤにもなくてですね。代わりになるかも、と紹介されたバッグ用のビニールコーティングの布も担当の人に訊くとやはり完全防水とはいかないようす（それに布ナプにはなあ。。）。
ん～どうして完全防水の防水布は売ってないのかなあ（キンカ堂では前は扱っていたけれどやめてしまったんだそうです）。
結局ユザワヤでみつけた「超撥水布」というのを少し（50cm）買ってみた。これもやはり完全防水ではないそうですが、レインコートや傘などに使われる布だとか。
とりあえず試しに購入。
で、うちに帰って「超撥水布」で検索してみたら、先ほどの関心空間がひっかかり。
水を運ぶ実験をやってみた！
さあ水を入れた状態にして、何分もつか時間を計って経過を観察。。。
ものの5分と経たぬうちに玉のような水漏れヽ(´▽｀)ノ

全然ダメじゃん！運べないよ！？
しかし慌てて水を捨てると、確かに布はほとんど濡れてない。はじかれた水が布の上でも玉のようになっています。
ふうむ。。
でもそもそも。。防水布をうろうろ探してみて不安に思い始めたのですが、完全防水布って蒸れるんじゃないだろうか。。？（今さら）
そんなことを考えつつさらに検索してみると、
■防水シーツ(通気性)+パイルキルトパッド クリーム（ケンコーコム）
「通気性のある超撥水タイプ。通気性があるので湿気を逃してムレません。」
ほほう？！(*・∀・*)
超撥水布は通気性があるのかあ。さらにものによっては防水効果有りとして使われている。バケツ一杯の水を溜めると水漏れしてしまうとしても、布ナプとして使うならそこまでできなくてもいいし。
布ナプとして使うなら。。
ぐっしょり濡らしたタオルハンカチを包んで、


重しを乗せて経過観察。
（←お財布の下にはハンカチが包まれています）

このくらいの水気でちょうどよいのではないかと再び実験。
してみたら、おおっいけそうですよ！
下に敷いていたティッシュ、小一時間後の図。

水気というより布が通した湿気でしっとりとなった、かな？という状態。
10分後も30分後も、小一時間後もほぼかわらずこの状態でした。
ちなみに重しのお財布と超撥水布の間にもティッシュを置きましたが、そちらも似たような状態。で、重しのお財布の革もしっとりしました。うっすら色が変わるくらいだけど、水でぐしょっと濡れたのとは違う、あくまで湿気。
ふむふむ、どうやら「ほぼ防水として使用出来る」「通気性はかなりある」ということが判明。
それから、超撥水布を二重使いにしてやってみましたが結果は同じでした。なので、「二重にしても効果は変わらない」とも判明。
これは布ナプに向いてそうです。完全な防水布がなくて代替品として買ってみたものですが、通気性がよいこちらの撥水布のほうが、むしろ布ナプキンには合うのではないかと思いました。
そんなわけで布ナプに組み込んで縫ってみた。
吸収体のタオルが分厚すぎたからかもしれないけれど、とりあえず漏れたり貫通したりしませんでしたよ♪

あっ。。！
今思ったけど、さきほど改善点として「吸収体を表布に縫いつけたほうが安定するかも」って書きましたが。。そうすると、超撥水布にも針穴が空くことに。
なんかそれはよくない気がする。さすがにこの布も、穴が空くとそこから水分が漏れてしまうのではないだろうか。
う～ん、そしたら中でちょっと動いちゃうのは仕方ないのかな。使う時には支障ないし、洗った後で形をちょこっと整えてあげればいいだけの話なので。
今回の布ナプで使ったオーガニックコットン生地は、今まで私が使ったどの市販品よりもふわふわで柔らかい布なので、そのせいもあるのかも。他の市販品でも、特に表布と吸収体を縫いつけたりしていないようなのですがそんなに型崩れしたりしないし。
なので、布が柔らかくて肌触りは抜群だけど、代わりにちょっと形を整えることに気を遣ってあげてね、ということでいいかなと。
というわけで最後は布ナプ全体構造の話になりましたが、超撥水布実験でした。
超撥水布、折りたたみ傘のカバーにも取り付けようと思ってます☆