へえへえ。ご近所blogに載っていた記事がとっても興味深かったのでメモ。
「取材を受ける村人側」として参加したくりおねさん。
■スイッチオンプロジェクト「記者体験プログラム」に取材を受ける村人役として参加した: くりおね あくえりあむ
主催者側、ガ島通信さんの企画に関する詳細。
■記者体験プログラム2010『模擬取材で起きたメディアスクラム、決め付け…』 – ガ島通信
こちらがなんと「デマを流した」という、結果的にキーパーソンとなった「取材を受ける側」、H-Yamaguchiさん。
■H-Yamaguchi.net: 「駒東大学山口教授」が伝えたかったこと
お、面白い。
趣旨目的はまったく違うものですが、ちょっとリアル脱出ゲームを思い起こしました。
そういえば数年前(2006年)に、「結婚についての街頭インタビュー」が非常に恣意的な誘導尋問だったことも思い出しました。
確かに、聞く側だけでなく訊かれて答える側も、ついつい「求められる役割」、あるいは「求められていると勝手に想定してしまう役割」に当てはまるような言動をしてしまう、というのは、取材記者という特殊な状況でなくても日常にもあるような気がしますね。
私の場合なら「主婦」とか(美容院など、一見さんには「今日のお夕飯は何ですか」とよく訊かれます)、「30代女性」、「既婚者」などなど。こういうのも空気を読むというんでしょうか、期待されている(とつい先回りして考えてしまう)受け答えをしてしまう。自分が普段考えていることと真逆だったとしても。
なんでなんだろう。
いろいろ考えさせられました。面白かったですメモでした。
数年前の、結婚に関する、というより「どれだけ離婚したがっている既婚者が多いか」という結果を出したかった的な街頭インタビューですが、今だったら、相手の求めていそうなキーワードもちりばめつつ(不満があるとか)、でもうまいこと自分が言いたいことを折り込もうとがんばるかもしれないな、と思いました。ちゃんとオンエアに使える素材になるように。
実際そんなにうまく立ち回れるかは別問題としてですけれど、腹立ててもしょうがないし。自分にも自分なりの主張があるのなら、相手に届くように伝えないと始まらない。